Next川の再生in越戸川

令和5年度 第2回意見交換会開催

 平成19年から始まった埼玉県川の再生事業で越戸川は生まれ変わりました。川にはアユが遡上し産卵、サギやカワセミ、カモがいる豊かな自然が再生されました。川沿いには花壇が作られ近隣の住民が管理しています。そんな川には多くの人が訪れ、老若男女が集っています。 
 再生から10余年、県からより良い環境を作るために市民との意見交換の場が設けられました。第1回意見交換会からの経過と今後の予定が話し合いされました。私は今回所用で欠席しましたが、資料をもとにご報告します。
 ①第1回の話し合いで決まった日の出橋から下流の両岸において草がぼうぼうに生えていて夏の間通行できない、隣接する農地から土砂が流入して路面が高くなり川の柵が相対的に低くなり落下しそうで怖い等の問題が有りました。
色々な意見が出されました。私は動植物が好きなので、草を残して虫が棲める環境を望みました。
結論としては、利便性などを考慮してアスファルト舗装、若しくは砂状の路面材で舗装する事に決定。
工事は昨年完了しました。下流を見て左側をアスファルト舗装、右側を砂状の路面材で舗装。公示後は多くの方から通りやすくなったとの声がでていました。
ベビーカーで通れる。歩きやすくなった。等です。
 その後、アスファルト舗装した道路をバイクが通行するようになり、歩いていた私も危険を感じました。この件に関して、担当の朝霞県土に伝えるとバイク通行禁止の看板を設置してくださいました。その後、バイク通行は見かけていません。迅速な対応に感謝しています。
 通路へ土砂の流入のあった畑ではブロック塀を設置して対策をしてくれています。
その他、出された案について3点対策案が示されましたのでご報告いたします。
 ②赤池橋アンダーパス
越戸川の人々の行き交う川沿いの道の下流部に赤池親水公園がありますが、
そこに行くためには交通量の多い車道を横断しなければなりません。公園に隣接して、郵便局、佐川急便や他事業所があり交通量が多いです。対策として信号機のない横断歩道を設置して貰いましたが、ちょうどカーブに位置していて横断していてもヒヤリとする事もあります。
そこにアンダーパスを設置する計画です。完成を楽しみにしています。
 ③合流部とその下流部の親水ゾーン間の河床洗掘対策
合流部とその下の親水ゾーンは子ども達の魚捕りの人気スポットです。
ただ、このエリアを結ぶ河床が大雨などによって洗掘されて深くなっています。
大人でも歩いて通れません。ここも洗掘対策をして子ども達が安心して行き来を出来る様にします。
 ④日の出橋に魚道設置
この場所には2mほどの落差があります。
越戸川にはアユも遡上、産卵する魚ご豊富な川ですが、この落差高の為、日の出橋上流にはほとんど魚がいません。
 魚がいないと魚をエサにするサギやカワセミも上流部ではほとんど見かけません。上流部には他にも落差工があり魚が上流部までいけるかは不明です。
しかし、まずは今回の魚道の設置に期待します。
 魚がいることが重要なんですか?
疑問を投げかけられたことは何度もあります。
答えは一つではありません。良い悪い。だけでもありません。
この文章を読んでくださっている方には、こうお伝え致します。
『川でカワセミ見れたらうれしいですよね』
『大きなサギが飛んでいたね!』
最後に、
朝霞の方は黒目川は皆さんご存知ですが、越戸川は知らない方が多いですよね。
本当は身近なんです。
朝霞図書館の近く、広沢の池は知っている方が多いですよね。
そこは越戸川の源流点の一つです。ただ、すぐに暗渠になってしまいNます。
もう一つの源流点が自衛隊の中にあって目にするこがないので知名度や認知度が低いと思います。
広沢の池までアユが上ってきたら多くの人は話題にしますよね。
カワセミが広沢の池でアユを捕まえる姿を撮るため毎日カメラマンが大勢来ますよ。
ただし、今回の魚道だけでは広沢の池まで魚は上れません。
 多くの方が関心を持つとそんな日が来るかもです。