郷戸特別保全緑地で『竹林作業体験』を実施しました

4月13日土曜日
 郷戸特別保全緑地で竹林作業体験を実施致しました。
この場所は、武蔵野台地端の崖に残された斜面林です。崖の下から湧水が出でて越戸川(こえどがわ)に流れ込んでいます。
保全緑地になる前は農家のウラヤマとして利用され薪を取ったり、落ち葉堆肥の製作に利用されたと思われます。湧水もあるので稲作もされていたかもしれません。市内ではほぼ絶滅した生きものや植物も見られます。里山の現存する数少ない場所となります。
 環境市民会議では、20年活動を続けています。毎月一回活動で下草刈りや樹木や竹の間伐が主な作業となります。
竹の間伐は伐採、枝打ち、急峻な斜面からの運び出しと、10数人の参加者がいても10本出来れば上出来な程の重労働になります。
 本日は一般の方を募集しての竹林作業を行いました。
作業内容はタケノコ堀の作業です。竹に比べると小さく軽いので、女性や子どもも参加できる作業になります。
今日の作業で100本を超えるタケノコが取れました。通常作業の2年分に匹敵する作業となりました。
 一般の方20名、市役所から3名、会員を合わせると40名での作業となりました。怪我もなく無事に終了いたしました。
ご参加頂いた方にお礼と感謝申し上げます。ありがとうございました。
 世界的に環境問題に関心が向いています。地球温暖化防止対策、生物多様性の維持など。
 私達の身近にも、この朝霞にも豊かな自然が残されています。ただ、規模も小さく、人手をかけないと壊れてしまいます。
子ども達に豊かな地球を残せるように願って今後も活動を続けて行きます。

あさか環境市民会議
会長 松永健司